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60年代UK盤レーベル DECCA系編  [60年代UK盤レーベル]

今回はDECCA系レーベルを取り上げます。

まずはメイン・レーベルであるDECCAからです。

DECCAのモノラル盤は赤い色のラベルになります。
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所謂、”OPEN DECCA”です。
ラベル面に深い溝があるのが特徴です。

しかし、68年中頃から深溝はなくなり、フラットなラベルになります。
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69年後半以降からDECCAのロゴが四角で囲まれた、所謂”BOXED DECCA”ラベルに変更になります。
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ラベル自体の大きさも、OPEN DECCAよりも一回り小さくなります。
DECCAの70年代のラベルは基本的にこのデザインになります。

基本的にDECCAのモノラル盤のラベルは赤色ですが、例外的にこんな色のラベルもあります。
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レコード番号がTXLからはじまる盤のラベルは水色になっています。

次はステレオ盤です。

DECCAのステレオ盤は青色のラベルになります。
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ステレオ盤もモノラル盤と同様、68年後半からは深溝がないラベルになっています。
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”BOXED DECCA”のステレオ盤です。
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70年代以降はこのラベルになります。

モノラル盤と同じように、レコード番号がTXSからはじまる盤はラベルの色が通常と異なっております。
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これは66年リリースの『BIG HITS』ですが、緑色のラベルになっています。
勿論、この色のBOXED DECCAラベルも存在します。
ただ、70年代中頃からは通常の色のラベルに変わってしまうようです。

続いては、その他のDECCA系レーベルです。

アメリカや日本向けの輸出仕様盤は”LONDON”レーベルになります。

これはROLLING STONES 『NOW !』のモノラル盤です。
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TOM JONESの2ndアルバムのステレオ盤です。
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日本向けの直輸入盤、所謂”メ直盤”です。

これも同じくメ直盤です。
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メ直盤はUKオリジナル盤と比べると値段が安く、とてもお買い得だと思います。

次はDECCA傘下の実験レーベル、DERAMです。
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ブリティッシュ・ビート関連ではAMEN CORNERやMOODY BLUES、ALAN BOWNなどが在籍していました。

また、DECCAにも他の大手レコード会社と同様、廉価レーベルが存在していました。

その代表的なレーベル、ACE OF CLUBSです。
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60年代中以降はこのデザインに変更されています。
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ついでですが、英国でのRCA VICTORの配給先はDECCAでした。
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米RCA同様、60年代末にはオレンジ色のラベルに変わります。
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ELVIS PRESLEYのUK盤はこのレーベルになります。
私は1枚も持っていないですけど(苦笑)


次回はPHILIPS系レーベルを取り上げます。


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コメント 2

kaz

RCAビクターはドイツのDecca系会社Teldecの傘下でもありましたが、日本人から見たら何とも結びつきませんね・・・。何だかキングレコードからRCAビクターが発売されているようです。Decca/Teldec所属のCaterina Valenteの↑のレーベルのRCA盤を所有しております。

DeccaにはPhase 4 Stereoというレーベルもありましたね。ロック系のコレクターの方々にはなじみが無いと思われますが、MOR系には有名なレーベルです。
by kaz (2012-02-11 21:54) 

poposuke

Kazさん こんばんは

>DeccaにはPhase 4 Stereoというレーベルもありましたね。

恥ずかしながら全く知りませんでした(汗)
名前からしてステレオ専門レーベルのようですね。
60年代のブリティッシュ・ビート系で該当するレコードはないのでしょうか・・・

by poposuke (2012-02-11 23:39) 

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