本来は私のレコード棚の端にあるBEATLESの『PLEASE PLEASE ME』からスタートさせる予定だったのですが、今回は私自身の復習も兼ねて、60年代UK盤のレーベルについて取り上げたいと思います。

60年代の英国ではメジャー・レーベルとしてEMI、DECCA、PHILIPS、PYEの4社がありました。
しかし、今回はメジャーなレコード会社ではなく、独立系レーベルについて取り上げます。

まずはORIOLEです。

このレーベルは英国での初期MOTOWNの配給先でもありましたが、60年代後半に倒産してしまいました。
そのせいか、このマージー・ビートのオムニバス盤である『THIS IS MERSEY BEAT』などは結構なレア盤として有名です。

次はEMBERです。

EMBERは62年頃(?)に設立された独立系レーベルです。
このレーベルはORIOLEと違って70年代後半まで存続していました。

次はPRESIDENTです。

このレーベルの所属アーティストではEQUALSが最も知られていると思います。
多分、このレーベルのレコードはPYE系の工場で委託生産されていたと思われます。

最後に独立系レーベルの中では最もブリティッシュ・ビート・ファンにお馴染みのIMMEDIATEです。
初期のラベルはライラック色です。

写真ではライラック色に見えないな・・・(苦笑)

IMMEDIATEは67年頃までPHILIPS系(?)の工場に生産を委託していたみたいですが、その後はEMI系の工場に委託先が変わったみたいです。

同じライラック色のラベルですが、上のとは少し違っています。

蛇足ですけど、これは同じ『OGDEN’S ~ 』でも70年代の再発盤です。

写真が不鮮明なネット・オークションなんかでは間違えやすいので要注意です。
そんなの私だけかもしれませんね(苦笑)
色はライラックではなく、白になっています。

68年後半頃からはラベルの色がピンクに変わります。

『OGDEN’S ~ 』でもピンク色のラベルになると少し後にプレスされた盤になります。