今回はブリティッシュ・ビート絡みのUS盤を発売していたレーベルについて取り上げたいと思います。
EMI、DECCA、PHILIPS、PYEの4大レーベルが中心の英国とは違い、国土も市場規模も大きいアメリカには星の数ほどのレコード会社がありましたが、まずはメジャーどころからです。

説明不要の”RAINBOW CAPITOL”です。

ご存知のようにBEATLESやPETER & GORDONのUS盤はCAPITOLから発売されていました。
CAPITOLについてはBEATLES関連のサイトの方が詳しいと思うので、これ以上触れません。

TOWERもCAPITOL系だったと思います。


続いて、ブリティッシュ・ビート系ではお馴染みのLONDONレーベルです。
LONDONは英DECCAの系列会社なので、基本的に英DECCA所属アーティストのUS盤はここから発売されていました。

まずはモノラル盤です。
60年代中頃の”OPEN LONDON"です。

60年代中期以降の”BOXED LONDON”です。

英国からの輸入盤。

ステレオ盤のBOXED LONDONです。

英DECCAと同様、モノラル盤は赤、ステレオ盤は青色のラベルになっています。
LONDONはラベルのバリエーションが無数にあるので、私には理解不能です(苦笑)

PARROTもLONDON系のレーベルです。

モノラル盤とステレオ盤のデザインに大きな違いはありません。


PRESSもLONODNが配給先でした。


紛らわしいですが、米DECCAは別系列の会社です。

確か米MCA系列の会社だったと思います。

最後にCBS系のレーベルです。

BOB DYLANやBYRDSでお馴染みの米COLUMBIAです。
メジャーなレーベルではありますが、ここから発売されたブリティッシュ・ビート系のUS盤はあまり多くないように思います。



こちらも紛らわしいですが、EMI傘下の英COLUMBIAとは関係ありません。
というか、こちらが本家ですね。

そして、同じくCBS系のEPIC。
ここからは我らがDAVE CLARK FIVE、YARDBIRDS、次に取り上げる予定のDONOVANなどのUS盤が発売されていました。
ブリティッシュ・ビート関連ではLONDONと同じくらい馴染み深いレーベルだと思います。

60年代は黄色のラベルです。

70年代以降はオレンジ色のラベルになります。

DATEもCBS系だったと思います。