英EMBASSYレーベルで怪しげなブリティッシュ・ビートのカバー・シングルを大量にリリースしていた、THE TYPHOONSがイタリアで残したBEATLESカバーのアルバムです。

これは結構なレア盤かもしれませんが、わざわざ探す価値は全くありません。
物好きな人には話のネタに使えるかもしれませんが・・・

ジャケットはラミネート・コーティング無しのE式です。

裏ジャケです。

上下2辺が折り返されています。

オリジナルのインナー・スリーブは付属しておりませんでした。

レーベルはイタリアのFONIT-CETRA INTERNATIONAL HI-FI(?)です。



本作の収録曲は全12曲ですが、9曲は前の記事の『LIVERPOOL BEAT』と被っています。
しかも、その内の4曲はTHE TYPHOONSではなく、RAY PILGRIMとMIKE REDWAY名義になっています。
ただでさえインチキな印象なのに、実際の中身もいい加減なアルバムですが、そもそもTHE TYPHOONSは英EMBASSYレーベルに所属していた人達(前出のRAY PILGRIMやMIKE REDWAY)による覆面グループだったようですね。

EMBASSYにはTHE JAYBIRDSというグループもブリティッシュ・ビートのカバー・シングルを大量に残していますが、彼らはTYPHOONSと違って実在したビート・グループでした。
JAYBIRDSについては、別の機会に取り上げたいと思います。